フィリピン最北州 BTANESバタネス

■フィリピンMAP: 地図上でもなかなか注意して見ないと見逃す程小さくて首都マニラから遠く離れており、フィリピン人同士でも知られていない程フィリピンで最も最北の小さな州に位置するバタネス州、この島の中心都市はバスコ・バタネスとなり、更に州北部の最も北の無人島、ヤミ島には無人灯台を始め台湾までの距離はわずかに224kmと非情に近い位置にあります。この州には州本島のバタン島をはじめ、サブタン島、イトバヤット島などが人の住む有人島となり、他にイブンホス島には僅かにカラバオ(水牛)の遊牧管理の為に駐在員がいる程度であり、他の島、デケイ島・ヤミ島・ノース島などなど・・はすべて無人島となります。

■台風直撃: 島はフィリピンで最も台風の直撃を受けやすい位置にあり、それら自然の猛威が作り上げた絶景はおそらくフィリピン国内ベスト3以内に入る程の絶景ではなかろうか、、、と想定致す者です。

■バタン島: 2004年7月現在州全体人口は16467人大半が上記各島で暮らす、州都のあるバタン島バスコ地区・マハタオ・イバナ・オユガンのそれぞれの地区に多くの島民が暮らす、各地区間にはジプニーが頻繁に往来し利便性が良い、また電気はナホコによるデーゼルパワー発電設備を保有しており24時間発電されている為不便をかかない。 州病院・州警察所・州庁舎・海上保安出張所、3000トン級船舶離岸設備・空港施設簡易型舗装1000m滑走路

■州最北部のイトバヤット島へ: バスコ港から小型のボートで約3時間、2004年7月現在片道1人200ペソ、またバスコ空港からイトバヤット空港間(約10分)が1人800ペソ(セスナ機は乗務員2人含めて10人)、5つのバランガイから形成される島である、島北部地区が中心域で日本の援助資金で作られた有人駐在気象測候所はフィリピンで最も最北の気象測候所となる、連日ルソン島北部のカガヤン州トゲガラオ市にある気象測候所と定期データ通信を7MHz帯のHFバンド無線を通じて送信されている。
イトバヤット島はなんと言っても海の幸!! お馴染みのロブスターの大きさは何れもkg級レベル、お値段も島内での取引価格は1kg120ペソ(2004.07月現在)と超激安である。
電気は昼の12時〜夜間23時までのデイーゼルパワー発電。

■サブタン島: サブタン島へは州都バスコからマハタオ〜イバナ地区までジプニーでむかい、サブタン〜イバナ間の定期船1人30ペソ(2004.07現在)に乗り換え約30分〜40分程度で渡ることができる。
6つのバランガイで形成され主に島の海岸域に生活圏を多く持つ、この島には世界の珍味と謂われる「ココナッツクラブ」の捕獲が許され減少気味だが1kg500ペソ前後で取引されている、ただしバタネス州以外の持ち出しは禁止されているので要注意!! また、地元イバタン語で「マタビ」と呼ばれる日本名ムラサキウニの大きさはおそらくフィリピンNo1の大きさを持つ物と考えられます、捕獲時期は4月〜7月の僅かな期間に海岸で大量に捕獲できるので、向かわれる方は是非日本からわさびと刺身醤油を忘れずにお持ちになられて下さい。

■イブンホス島: カラバオ(水牛)の遊牧島である、定期船が無いためイブンホス島へ渡ることは完全なチャター船でないと伺うことは容易ではないが、もしも渡ることができればフィリピン国内で滅多に見ることの出来ない、島全周囲が珊瑚棚で覆われておりその美しさと謂ったらとても語りきれない程の絶美景である。

■宿泊施設: 州都バスコには宿泊施設として幾つかあるので特に不便は感じない、代表的な安宿は国営イバタンロッジp200〜p400程度、その他マハタオ方面へむかって走ること10分程度で海岸沿い右側に美しいコテージなども立ち並んでいる。
サブタン島やイトバヤット島へのアクセスは容易ですが主だったゲストハウスが無いため探すのに苦労しそうな場合はバランガイ(役場)事務所を訪ねて下さい、問題なく扱ってくれます。

■携帯電話施設: 携帯電話はスマート社の電波が州都バスコに送信所を持つ、残念ながらグローブ社およびデジタルホン社の携帯電話は2004.07月現在使用不可能なので気をつけて下さい。 携帯電話の使えるエリア、バスコ全域、サブタン島サブタン地区、イトバヤット島島南部高台区域、その他衛星回線利用の公衆電話ハウスが主な地区に点在しております。

■銀行: 州都バスコにPNB(フィリピン・ナショナル・バンク)バスコ支店、200407月現在ATM完備、プラスマーク系銀行カードの引き出しが可能、その他ランドバンクバスコ支店(ATM装置の保有は不明)

■アクセス: マニラ〜バスコ直行便(2004.07現在p3950)、エーシャンスプリット社YS−11型機早朝6時頃 1日一便1往復、カガヤン州トゲガラオ空港〜バスコ間定期便週3便で何れも早朝6時頃、月・水・金(2004.07現在p3000片道・キムトラード社・パシフィックエアー社)、ラワグ空港〜バスコ間不定期便お客さんが5人以上揃えば連日フライトする(2004.07現在p2500 パシフィックエアー社・キムトラード社)、何れもマニラドメステック空港近くに隣接する場所に事務所を構えておりますのでそこへ足を運んでフライト状況を把握されて下さい。

■管理人からの一言アドバイス: バタネス州全域は泥棒・かっぱらい、空き巣・追剥ぎ、小規模テロリスト・海賊など極端に少ない区域とお考え下さい、通常のフィリピン警戒レベルを外されて下さっても可能な特殊地域で御座います、文化などは独自文化と称されておりますが全く独自では御座いません、文化の大半と考えはひじょうに台湾生活様式が多く入り込み、ビジネスの仕方も客人の取り扱いもフィリピンよりも台湾的様相が強い区域で御座います。 物品搬入は荷物専用船で遥々マニラから定期荷物船が往来致しております、但し唯一走っていた北イロコス州コリマオ港〜カガヤン州カラヤン島経由〜バスコ港バタネス州間フェリーは2003年6月より現在に至るまで運休中のままであります。
言語はイバタン語、いらっしゃいませ!!タガログ語でマブハイ、イバタン語でジュスママホスと謂います、しかし英語力は島民全体に及ぶほどで御座います、勿論タガログ語も通じます。
注意する点はこの州から再びルソン島へ渡り戻られた時は必ず通常警戒レベル域へ素早く戻れます様十分心がけをお願い申し上げます。

バタン島 バスコ編
バタン島 Mt・イラダ1008m
イトバヤット島 イトバヤット島 NEW
イトバヤット島 イトバヤット島全島PR ビデオ編 NEW
イトバヤット島 ラレア地区・イトバヤット港、カラバオ・バボイ ビデオ編 NEW
イトバヤット島 イトバヤット第Uビデオ編 NEW
サブタン島 第1次取材編
サブタン島 サブタン島定期船 ビデオ編
サブタン島 サブタン島北部海岸 ビデオ編
サブタン島 第2次取材編 今期取材完了 近日掲載予定

※ビデオ編のみ都合上ファイルが大きくなりますのでDSL以上または光回線以上の閲覧者向けとなります。 またファイル形式はWMV形式となりますWindows以外のOSで視聴されますと開けない可能性が御座います、予めご了承下さい。


TOPへ戻る  ビデオ特集へ戻る