Itbayat Island(イトバヤット島)T編

バタネス州で最も大きいバスコ港です、先ごろの台風で座礁した貨物船が見えます


もち米を噴かして作り上げた物の様ですお弁当替りに買って船に乗船



ちょうど本土ルソン島はマニラ港より定期的に荷物の往来を担う貨物船が盛んに荷降ろし中であった


貨物船に積み込む為殻のLPガスを足でけりながら転がして行く様子を写真で捉える


港から対岸のシーサイドレストランを写す、夕べはシーサイドで飲みすぎちょいバテ気味だった、さて船酔いは大丈夫か?
先ごろの台風でまったく航行不能となり座礁中のまま、救援のサルベージ船が来るまでこのままとなった これは酷い!! 殆んど引き出す事が可能なのだろうか? 見れば船員が船の中で暮らしていた

如何にもの凄い勢いで島を襲うか実感ができる写真だった、猛烈に発達しきった状態で襲って来るのでたまらない 私が乗り込むバスコ港発〜イトバヤット港行きの船である



こちらの船も荷物のみを搭載してイトバヤット港へ向う



ご覧の写真はセメントを荷済み致す様子である、袋からでる煙の様な粉が酷く周囲に襲う

様々な角度から座礁船を写して見たがすっかりスクリューが海面より浮き上がっていた。

もう一方の座礁船であるこちらはすっかり岸壁に寄り添う形となって座礁していた、乗組員はすっかり諦めている様子 しかし台風のすさまじさ、自然の驚異をまざまざと見せ付けられる一面だった


米軍が第2次世界大戦以前に作ったらしい、今では建物だけ残っているが、当時は何があったのだろう!
バタネスに初めて渡った頃この場所が珍しくて態々向ったことがあった、建物の中にはカラバオが飼われていた いよいよ本船はバスコ港を出港、荷積みのセメントを大量に積んだ為出発時間が遅れ8時頃の出発となった 本船はゆっくりした速度でバタン島西海岸付近を北へ向かって航行、島東端の断崖絶壁である

まだまだ遠い位置にあるがディゴ島が小さく見えた、望遠撮影で捉えた写真である

離れ行くバスコ・バタネスとMtイラダ1008m



本日は珍しくイヤダ山頂付近がはっきり見え珍しくよい天気だった、また第2次バタネス遠征時この山に初登頂して依頼懐かしかった 本船の後ろを後続の荷物専用船が見える、バスコ港でのスタートは一緒であったが徐々に距離が離れた

バスコを離れて1時間ほど過ぎただろうか、イラダさんも徐々に遠くなっていく、携帯の電波もシグナルが1つとなっていた 徐々にディゴ島が大きく見える、この島には人は住んでいない様だが、この場所からは島全体が1つの山に見える

僅かにカメラを左に向けるとイトバヤット島全体が帯の様に細長く見えて来た、どの編に上陸するのだろうか

暫く風に煽られ寝ていたら既にイトバヤット島が迫っていた、どうやら島南端部の方向へ向っていた



島南端部の断崖絶壁である、実に険しい表情が随所に見られる、フィリピン屈指の風景だと思う、この様な美しい島があるだろうか


バタネスに渡った経験がなかった頃、バスコの人に様子を聞いた事があった、しかし私が今こうして実際に見ても超素晴しい絶景あることは間違いなかった

本船はようやくイトバヤット港へ入港した、バタネスには3度トライしたが全く初めての上陸だった、島全体が断崖絶壁な為何処から上陸するだろうと心配していた 上陸時の様子である、静かな様に見える波でも岩肌に打ち付ける波は協力だった、、左右上下に大きくゆれ足腰が取られる始末だった


船を下船すると落差の激しい階段を登った、斜度にしてどのくらいだろうか、40度は越えていると推定する 船を下りて階段を少し登った場所から乗船した船を写して見た、遥か下に見える


階段をある程度登って見るとご覧の様な待合所があった、この建物から見える眺めが絶景だった

島西側海岸から島北部方面に向って写した写真である、この先には更に四つほどフェリピン領の島がある 何に使っている建物か解らないがこの後ろから道路が続いているようだった


港からこの位置までトロッコを使ってワイーヤで引き上げ、更にダンプの荷台に積み込んで各集落まで運ぶ地味な労働だった、7月な為気温はグングン上がる一方だった

本船が走ってきた海と陸地から眺める風景である、自然が曝しだした岩肌に彫刻を描く様な幾何学模様を見ていると飽きることがなかった



船から降ろした積荷は全てトロッコで引き上げられる、トロッコの原動力は4トントラックの後ろにワイヤーを引っ掛けトロッコの最終地にある山肌に杭を打ち滑車をかけ引き上げていたのであった 数々生活物資がバスコ港経由してイトバヤット港まで運ばれる、実に気の遠くなるような作業だった、それに半端な労力じゃない



先ほども北限海域方面を写したがもう一度写して見た、豊かな海の漁場に恵まれ、ロブスターなどは殆んどがkg級レベルである、取引価格もkgあたり120程度であるようだ
バスコから一緒に船に積んできたモトクロスバイクである、船から降ろした後登場して登ろうと試みたが危険なので止められた、ロープを上から引いて押し上げる始末だった

どうにか上の平坦な位置にある道路までバイクを引き上げた様だ、何て大変な場所なんだと思うくらいだった




トロッコの上り下りするキツイ斜度の道路へ立って見た、とてもじゃないが怖くて立っていられない、それでもようやく1枚だけ写した写真である


港を離れる前にもう一度船を写す、今度はイトバヤット港からバスコ港へ折り返す様だった





どうやらジプニーやトライシクルなどはなくこのダンプの荷台に載って集落へ向うようだ、イバタン語で話すので全く解らない、それにしても荷台の鉄板が溜らなくアッチチと焼けていた
港からダンプの荷台に載って集落入口で降りた、以外や奇麗な町並みだった、しかし今晩の宿を探さねばならなかった

フィリピン最北の気象測候所である、聞けば嘗てバスコでMtイラダ山に一緒に登頂した仲間が測候所の改修工事で来ていると噂が入った ご覧の様な火山石を使った壁の家がこの島の特徴の様であった



時間は既に午後1時を回っていた、尋ね人を探し集落のアチコチを探すが中々見つからない


気温はかなりの暑さだがこう謂った家の中に入るととってもヒンヤリして気持ちがよい、この土地ならではである

どうやらこのナショナルロードと書いた道をずっと歩いて来たがこの場所を左に曲がる様だ

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