軽自動車牽引登録のやり方


追加・訂正:平成28.07.14   in fukushima
 軽自動車軽トレーラーを連結いたしスノーモービル積載前提とした各種手続きを掲載したものである。

 軽自動車で軽トレーラーを連結致す場合、主に3方面からクリアーしなければならない。

 1. 軽自動車検査場から牽引車(母体車)あるいは軽トレーラー各々の車検証内の追加訂正や新規登録を受けて車検証の交付を受けなければならない。

 2. 軽自動車と軽トレーラーを連結して公道を走行する場合の道路交通法もクリヤーしなければならない。

 3. 軽自動車と軽トレーラーを連結した場合、既に加入いたす任意保険が軽トレーラも含めて適用になるか、どうかの確認が必要となる、適用にならない場合は他の任意保険に加入する必要も出る。 また、連結致すヒッチメンバーのクラスによっては適用されない任意保険もあるようだ。

 以上の3方行からクリヤーいたすことによって正しく積載することが可能となる。

 追加
 三井ダイレクト保険に確認したところ、トレーラー連結状態で事故を起こした場合、対人・対物の対象となるそうです。
また、連結状態で右左折した時にけん引車ではなく、後部トレーラーが他車あるいは対人と接触事故を起こした場合でも対象となるそうです。
更に、けん引車に車両保険をつけてある場合で連結状態で事故を起こした場合、対人および対物の対応はするものの連結トレーラーに対し車両保険は適応外との見解でした。

ただし、何処の自動車保険会社でも同じではありません、必ず加入されている自動車保険会社へ連絡を入れ詳細のご確認を願います。

 以下が軽トラ、ダイハツ-ハイゼット4WD 実際に取得した車検証である、主ブレーキあり1850kg ブレーキなし360kg主ブレーキがありとは、つまり慣性ブレーキのありなしを意味いたすものである。

 慣性ブレーキとは、減速時にトレーラーが車を押す力を利用し、トレーラー自らのブレーキを働かせる構造です。 重量のあるトレーラーには必ず必要なものですが、小さなトレーラーではブレーキの付いてない物がほとんどです。
特に水につけることのあるボートトレーラーでは付いてない方が無難といえます。


  

   慣性ブレーキには主に3つのタイプがある。

 1. 機械式慣性ブレーキ 2. 油圧式慣性ブレーキ 3. 電気式慣性ブレーキ

 現在販売されている国内の軽トレーラーは殆どが1番の機械式慣性ブレーキである。 慣性ブレーキを後付けしようと同販売メーカーから取り寄せ、新設できたにせよ、軽トレーラー付属の連結仕様検討書に変更が必要で中々素人技で認可をうけることは非常に容易ではない、その為既に慣性ブレーキ搭載の軽トレーラーを手に入れなければならないが、慣性ブレーキ付中古は中々売りに出てこないのが現状である。

 また、慣性ブレーキなしの中古軽トレーラーに後付けできない物かと散々探して見た、結果日本の軽企画のトレーラーに後付けできるものは見つからず、殆どが輸入物で普通車規格仕様の慣性ブレーキしかなかった。(2016.06現在の調査)

 軽トレーラの種類

 1. 多目的トレーラー 2. ボートトレーラー 3. バイクトレーラー 4. キャンピングトレーラー 5. 農業機械専用のトレーラー等

 スノーモービルを搭載するには1番の多目的トレーラーを選択しなければならない、荷台がフラットでモービルスキーが荷台よりも前に出せるもの、合わせて荷台後部よりもモービルキャタピラーが出せるもの、これらが最低条件でかつ最大積載が350kgは欲しくなる。 

 荷台長さは市販のもので最大2m40cm程度 荷台幅は1m40cm前後がよい、従ってトレーラー荷台の範囲には収まるはずもないので、どうしても荷台前後にはみ出して積載する以外手がないので、荷台フラット型の軽トレーラーが必要で、あおり付のトレーラーは逆に邪魔となる。

 一応道交法上で調べると、軽自動車の長さ+軽トレーラー長さ=約7m未満 なので軽トレーラー後部+約70cmが長さ全体の1/10に嵌るようだ。

 追加:例えばYAMAHA RX−1のスノーモービルを多目的トレーラーに積載すると致せば、RX−1の全長が3m30cm 幅が1m20cmこのモービルを積載すると、トレーラー荷台の2m40cmの範囲にはとても収まらない、しかし、けん引車とトレーラーの間は約1m前後のスペースが保たれているので、トレーラー荷台の前へモービルのスキー部分を出す必要がある、基本けん引車の前部からトレーラー後部迄を合わせた長さが一車両と見なさる為、右左折致す時にぶつからない範囲であれば、連結スペース内に突き出す事は何ら道交法上では問題とならない、ただし、右左折したり後退を行う際当たる可能性も出て来るので一定以上開かなければならないだろう。

 お持ちの軽自動車にけん引登録をくわえよう!!

 
慣性ブレ−キ搭載の軽トレーラーであれば、道路運送法の計算上では殆どの軽自動車がけん引可能である。

 例えば、軽トラにモービルを積載いたし連結、逆に軽トレーラーにもモービル積載した状況で公道走行が可能となる。 つまり、一度に2台のモービルを運ぶことができる、しかし、一定の上り坂に差し掛かると2速位までギヤを落とさなければ登れない、積載重量に対し母体車のパワー不足が目立つのである。 しかし車検場で認可いたす積載とは、あくまでも止まる時の安全を重視した認可、制動停止距離が枠内に嵌っていればOKで、上り坂のパワー不足などどうでもよく、むしろ下り坂の制動力の方を重視している。

 
 軽自動車検査場に提出するもの


 1. 牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量計算表

 2 変更を加える軽自動車の車検証

 3. 車検証の所有者と使用者が異なっている場合は、認め印が必要、同じ場合は不要

 4. 軽自動車検査協会で変更に必要な指定用紙(2部 合計70円)を購入


 1〜4迄を各々記載して検査場の窓口へ提出と謂う流れとなる。
既にお解りだと思うが、1は予め自宅で用紙のダウンロードを行い無料の計算専用ページで計算いたした数値を書き入れ、初めに軽自動車検査場の窓口の方へ直接持参いたし、この計算値が正しいか、検査場にも保管ある、各軽自動車のデータと合致しているか、1を渡し見てもらう、もちろん見てもらうのは無料である。

 自動車1台当たりの審査時間は概ね15分前後、受付時間は開館ないであれば、車検の様に予約などは一切いらないので月〜金の営業時間内であれば何時でも可能である。
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 以下の2枚の申請用紙をダウンロードして書き入れてください。 右クリック → 画像保存 詳しい記載説明も後に書いてます。

 
 
  

 
牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量計算表について

 記載にあたっては予め調べて置かなければいけない記載データーがある、一部は車検証から拾い出し可能であるが、メーカーから聞かなければ記載できない箇所が数項目ある。

電話の口頭連絡による記載でよい軽自動車検査場と、メーカーから郵送か、あるいはFax・メール等で送って頂いたデータも裏付け資料として、一緒に添えて提出を求められる検査場も全国レベルで見ればあるので要確認すること。 

取り分け福島県内の軽自動車検査場で見れば、福島といわきに関しては、電話による口頭で伺ったデータを記載するのみでよい。

 先ずは販売メーカーのお客様相談センターへ電話を入れる。
※ 間違ってもデーラーには連絡しない、連絡を入れても余計な時間がかかるだけだ!! デーラー受付レベルでは何を問い合わせているのか理解できない場合が多い為だ。

 ダイハツお客様相談センター 0800-500-0182

 ホンダお客様相談センター 0120-112-010

 マツダお客様相談センター 0120-386-919

 日産お客様相談センター 0120-315-232

 三菱お客様相談センター 0120-324-860

 トヨタお客様相談センター

 スバルお客様相談センター 0120-052-215

 スズキお客様相談センター
 0120-402-253

 M
 車両総重量(kg) 車検証から抜粋 M’車両重量(kg) 車検証から抜粋

 Wd
 駆動軸の軸重(kg) 車検証から抜粋※4WD車は車両総重量を記載、2WDは前輪か、後輪の駆動致す側の軸重記載

 S
 制動停止距離(m) メーカから聞く  初速度(km/h) メーカから聞く a 主ブレーキ減速度m/s2)  メーカから聞く

 Kw 最高出力(kwかps) メーカから聞く 

 Fs 駐車ブレーキ制動力(Nか kg) メーカから聞く 駐車ブレーキ操作力(Nか kg) メーカから聞く

 ※ aに関しては、どちらと謂えばが聞ければ、聞かなくともよい

 自身で計算を行っても良いが、計算ミスもあるし「自動で計算してくれる無料サイト」があるので掲載しておきます。 ヤフーオークション等で有料3000円で計算を引き受ける類もある様ですが、以下を使えば瞬時に計算終了です。

 http://www37.tok2.com/home/aoijf2/cgi-bin/trailer/keisan.html ※該当「車名」がない時はその他を選択すればよい

 

 記載にあたっての諸注意

  制動停止距離(m)をメーカーから聞いた時 新しい車程 V 初速度100km/hが多いです。計算する時は50km/hに変換しなければなりません。

 Kw 最高出力psの場合はKwに変換しなければなりません。

 Fs 駐車ブレーキ制動力および駐車ブレーキ操作力kgの場合はN(ニュートン)に変換しなければなりません。

 自分で計算した時一番間違うのは、計算上で出て来る「Wとw」を間違う場合が殆どです、できるだけ自動計算を利用した方が間違いないし、そのまま書き写して軽自動車検査場へ提出すればほぼ通ります。

最後に、行き成り軽トレーラー購入など持ってのほかで、下手を致せば道交法違反になり兼ねません、購入よりはるか以前に、自身が常に乗る範囲の自家用車、2台でも3台でも構いません、そちらの車検証にけん引変更を加えることです。 

そして、見事終了したら、次にヒッチメンバーの取り付けです。

最後に軽トレーラーの購入とこう謂った流れを踏めば絶対間違いは起きません。

 ヒッチメンバーについて

 ヒッチは軽自動車検査場で一切見ませんし、調べもしません、謂わば無関心!!
極論から言えば、車に設置されてようが、なかろうが、一切関知致しません。 従って検査場とは無縁の品物なのです。 物理的に設置されていなければ、連結不能ですが、何ら検査の対象範囲ではないのです。

従って、ヒッチメンバーは自作製だろうと、メーカー製だろうと、何処かの鉄工場で作ってもらおうと、設置されていれば良いのです。 しかし、任意保険適用上から見ればその限りではありません、従って加入している任意保険の概要を尋ね確認いたす必要があります。

自作製品ならヤフーオークション内のボート→トレーラーで探すと見つかります。 軽自動車ヒッチメンバー本体が14000円、7極電源コネクターセット物で約3800円くらいと、26000円でフルセットの物も出品していました。


 比牽引自動車の連結検討書[A] [B]について

 この申請は購入した、あるいは購入しようと考えている軽トレーラー付属の車検証に、けん引(母体車)側の車を指定して登録する方法です。 以前慣性ブレーキ搭載のない頃で、計算方式がゆるかった時代、主にこちらの申請で受けた経緯があります。 しかし今日は登録の為の計算方法改正以来、こちらを用いても慣性ブレーキなしのものは大半が
通せません、、私も慣性ブレーキなしトレーラー中古なら豊富なので、何度も計算を試しつくしましたが、まずもって軽自動車重量最大のスズキジムニーですら、通りません。

従ってやるだけ無駄なのでお勧め致しません。

一応解説のページもあるのでリンクは張っておきます。

 http://www.sj413.com/sjja/sj/trail2.html


 軽トレーラーを新車で購入した場合の手続きについて

 軽トレーラーを新車で購入した場合殆どが予備検査証付と記載されています。  つまり予備車検付の場合は管轄の軽自動車検査協会へ軽トレーラーを持ち込む必要はありません。 謂わば軽トレーラーの車両のみの検査が終了している為、持ち込むのは以下の書類となります。

 1 予備検査証

 2 印鑑登録証(お住まいの市町村役場)

 3 印鑑登録した印鑑


 持参いたすもの以上となります。

 軽自動車検査協会でかかる費用

 1 申請用紙 35円

 2 自動車重量税(5,000円〜8,800円)
 ※古い車両ほど高額となるが、新車はほぼ最低額と考えればよい

 3 自賠責保険 4,830円(25ヶ月) ※24ヶ月でも25ヶ月でも同じ料金なので25ヶ月をお勧め致します。

 4 ナンバープレート790円

 以上となります。他、軽自動車検査協会迄のガソリン代・昼を跨ぐことで昼食代と謂うところでしょうか。

 ※ ただし、このケースでは既にけん引車両(母体車)の車検証に、けん引登録済み記載がなされていることが前提となります。
 万一記載がない場合は「牽引可能なキャンピングトレーラ等の車両総重量計算表」も一緒に申請しなければなりません。


 初めての軽トレーラー車検

 初めて車検を受ける時は、予め管轄の軽自動車検査場へ予約を入れ、けん引車(母体車)に連結した状態で検査を受けなければ検査は受けられません。 主に検査を受ける部位の燈火類で、ブレーキランプ、シグナルランプ、バックランプ、三角板表示と、トレーラーのサイズを図る場合があります。 しかしモービル積載する様なフラットトレーラーは荷台に固定物がない為サイズ変更でもされていなければ計測することもないでしょう。

 また、慣性ブレーキ付トレーラーの場合、場所によってはトレーラータイヤの後部に輪留めを装着いたし、けん引車で後退させた状態で正常にブレーキ動作いたすか、この様な簡易検査を施す軽自動車検査協会も御座います。

 あるいは、福島県などの様に、仮に慣性ブレーキが故障いたし動作不良であっても、何の動作テストも行なわない、正しくは行う検査機器もなければ、連結して走る場所もなし、時間もなし、連結状態では車両が長すぎて規定検査コースにも入れないので、雪が降ろうが、豪雨だろうが、場内駐車場で傘を差しながら行うしかないそうです、従って慣性ブレーキはノーチェックです。

 車検2年に1回で諸費用は後に掲載しますが、強制保険も併せて約15,000円もあれば収まります。(2016.07.14現在))

 持参致すもの

 1 軽トレーラーの車検証

 2 念の為印鑑 ※所有者と使用者が同一の場合は不要

 3 軽トレーラーの自動車納税証明書 ※これは絶対忘れないで下さい、なくしたら管轄の市役所で取得されて下さい無料です。

 車検費用 最大で15,065円

 1 検査手数料 1,400円

 2 自動車重量税(5,000円〜8,800円) ※古い軽トレーラー程高くなるようです。

 3 申請用紙 35円

 4 自賠責保険 4,830円(25ヶ月)

 その他、4月期に収める軽トレーラー税があります。



車検ステッカー粘張の位置





 慣性ブレーキ搭載の国内販売メーカー

 サントレックス ソレックス ホクサツ

 ※ホクサツは現在マルチトレーラー販売はないが以前の慣性ブレーキ付中古トレーラーが出回っている。
 ※サントレックスで慣性ブレーキ付トレーラーをオーダーすると、1か月半〜混雑期で3か月待ちになるらしい
 ※ソレックスの慣性ブレーキ付トレーラーは、同程度のサントレックスに比べ10万円程度高価になるが車体は丈夫

 福島県内で走れるスノーモービルコース

 https://philippin.net//phili_html/snoumobile01.html

 羽鳥岩魚(いわな)養殖組合

 https://philippin.net/phili_html/iwana.html

 日本からマイカーで向かう韓国の旅

 https://philippin.net/phili_html/kankoku00.html