誰もが嫌気を覚えるスノーモービルのスタック現象

 スノーモービル運転を初めて依頼幾度体験したことだろうか、一瞬にしてモービル車体約半分が深い雪の中に埋れ、まったく身動きが取れなくなる現象をスタックと読びます。
このスタック現象を引き起こす要因とは、以下の原因が絡んだ時に起きて仕舞う様です。

@ 運転操作の未熟および不慣れな運転操作で起こしてしまう場合

A 新雪(一夜にして新たに40cm〜)が一揆に積もり過ぎた時、モービル走行限度を超えボンネット全体で雪を押しながら走る様な場合、スピードが落ちたと同時に起こす

B 主にUターン時にも引き起こす事が多い

 スタック時は何れも嵌まる深さの度合いはまちまちで、運転初心者程どっぷりと深〜い雪の中へ押し込んで仕舞う者です、むろん、そうなれば運転者一人の力で車両を持ち上げる事は非常に困難となります、、殆どの場合車体後部を強烈に埋めてしまう物です、殆どの場合ライダー一人で動かす事が出来ない状況の事をスタック現象を言います。

また、慣れたライダーであってもこりゃ〜やばいと事前察知できた場合、瞬時にアクセルを離せば僅かなスタックで済む場合もあります、いずれにしても@の運転操作技量の範囲で嵌まる場合が最も多く、それは大変大きな壁の差となります、もちろんいくら慣れたライダーであっても、Aの様に一夜にして大量の雪が積もれば、その雪の積もった深さで持って、身動きが取れない場合もでます、一概に運転技量だけでカバーできる者でもないのですが、気象条件によってはカバー仕切れない場合が出てきます。
   一見、単純に見れば雪上にて停車している様に見えますが、実はモービル後方のクローラ部(キャタピラ)全体がどっぷりと雪の中奥深くに嵌まってしまい、身動きが取れなくなっています。

さてここから上手く脱出するにはどの様な行動を起こさなければ行けないのか?
   モービルの後方をアップした写真です、ご覧のような車体半分がすっかり雪中に嵌まっています、例えば人力で脱出を図ろうとすれば、モービル最後部のバンパーを握って数人で持ち上げ、車両の左右どちらかへ移す方法です、しかしその場合車両重量に対し、埋まっている下部に多量重い雪が隙間なく付着し、プラス数十キロ〜と重さが増して埋まっています、人力脱出を図ろうと致せば最低2人〜は必要で、ライダー一人で持ち上げる事は困難を極めます、無理もすれば何とかなる場合もあるが、その前におもいきり腰を痛める羽目にもなる、それが元で治らなくなるライダーもいるので注意が必要なのです。

よく聞く話として、3百万円も出して購入した最新型モービルが僅か100Kmの走行で売りに出ている場合が御座います、え? どうして、なぜ”

聞けば腰を痛め入院、つまり運転できる様な状況にない程腰を痛めて仕舞ったと言う事情の様です、そこでしかたなしに売却と言う選択を取らざる得ません!!。

新型のモービルは大変高価ですが、購入費用のみの拠出で精一杯! 万一のスタックなど二の次” ですからスノージャッキ購入の脳裏などあるはずも御座いません、その結果として付いて来るのがケガです、言わば零下の中で素人が準備体操なしに咄嗟に重量上げを行う様な者です、モービル総重量はスタックの度に下記の様に変化、腰を再起不能にしてしまう事が起こります。

「無理」は絶対にさ避ける安全第一、一瞬の行為で残るのは後悔のみです。

そこで不可欠なのが、「スノージャッキ」と呼ばれる工具で、特にモービルスタック時に大活躍させる物です。

   スタック時の重さ

@ スノーモービルの総重量(例)


こちらは反対側から映したスタック時の写真です、すでにライダー一人で持ち上げようと頑張っても、どうにもなりません、更にライダー2人で持ち上げようにも、掴むバンパーの位置が、下過ぎて、力を振り出せません。


でもスノージャッキをセット致せば、意図も簡単に一人でも脱出が可能となるので大変重宝する工具です。
   いよいよスノージャッキのお出ましです、黄色丸を注目下さい、「レバーホイスト」の先端フックをモービル後方部バンパーに引っ掛け、更に反対側のフックを鉄パイプ穴に挿入、ハンドルを「上げる」へセットし、上昇させます。
   ご覧の様に上昇方向へ巻き上げ開始
   巻き上げると徐々に埋没していたクローラ部(キャタピラ)現れる、更に巻き上げを続ける。
   巻き上げると、クローラ下部にはスタック時の大きな穴がもろに露わになります、このスタック穴を周辺の雪を使って埋め戻します、そして穴を完全に埋め戻し、かつ穴だった表面を固くなる様にしっかり踏みしめます、この踏みしめが甘いと再びスタックするので気をつけて下さいね。

この様に穴を埋め戻す事でスタック以前の形を整え、いざ脱出します。

スタックする場所は、急な上り坂の途中だったり、誤って斜面に落したり、湖上表面が凍らず一面水日だしだったり、ともかく様々な個所でスタックを起こします、正直一日の運転中あまりのスタック多さに自身が嫌気さした事もショッチュウ御座いました、しかし、こちらのスノージャッキを常備携帯し走行する様になってからは、何時緊急時になっても余裕が持てるので、安心感が保てる様になりました、 そのくらい違ってきます。
 上記スノージャッキがなかった頃は人力作業で脱出していたのが常、ライダー同氏の絆はもちろん、たった一人でモービル乗車など出来ません。

そして仲間のライダーと向かった時、一方だけが幾度も繰り返しスタックすると、気が引けてきます。 一緒に行った仲間の体力消耗は計り知れず、体全身の力も衰えて、やがて限界が来ます、このスノージャッキがあるのと、無いのでは、まったく違ってきます精神面でも安心ができるので本当に重宝しています。

こちらのスノージャッキは自作品ですが、国産のものはなく本場カナダ製のスノージャッキを購入した方は解ると思いますが、送料なども含めると「約7万円前後」かかって負担が大きく、欲しいけれど、値段も高く買いきれないのが現状でした。

スノージャッキの購入お問い合わせは、080-3339-1445(非通知はお受けできません 8時〜19時迄)へご連絡下さい。 

@ 基台付き底部スタント A パイプ2本(連結すると高さ最大1m60cm、通常使用時はパイプ1本使用が多いです) Bレバーホイスト 以上の税込み16,000円セット販売となります。

送料別途です、入金確認後の着払い発送させて頂きます。  入金先 新生銀行 本店 普通1938875 ハラ ライゾ宛て

 スタック時深さと車両重量との関係表
 
 下記表はスノーモービルの車両重量とキャタの長さ及びラグの高さの関係を用いたスタック率を表したものです、スタック率はキャタの長さとラグ高が増すことで激減しますが逆に引上げ難度が増す結果が出ています。

スタック時の脱出基準(楽な方)は引上げ難さ、つまり車両重量が軽いモービル程、圧倒的に楽です。
つまり、モデルの馬力よりも車両重量とキャタの長さ及び蹴る力の掛かるラグ高、各々の調和の取れたバランスが鍵となります、

例え超軽量の最新モデルを購入しようとも必ず「スタック」は起こして仕舞います、例えば最新モデルを購入し過去登坂出来なかった急斜面を乗り超えられたとします、人は欲望の塊ですからそれじゃ更にもっと過激な斜面へと挑戦するでしょう、、人である以上その場に留まる事自体が無理な為です、ですからどんなに改良しようとも必ずスタックは起こすと言うことです。

では、自身に置き換えれば、どの辺で妥協できるかですね、それがワカサギ釣り専用と使用目的が定まっていても、走行する場は自然環境下ですから、今年は雪が少ない非常に多いとバラバラ、一夜にして40cm以上もの積雪が降ればボンネットで雪を押しながらの走行となってしまい、見る見る内にスタックするでしょう、あるいはみぞれ雨後の凍りに近い状況に変わったり、常にも走行条件は激変します。

凍り付いた湖上だと障害物がなく、そして限りなく続く平坦と言う場所なので、誰でも何時でも簡単に運転できる、この様に見えてしまう者です。

しかし氷上でも一夜にして40cmもの積雪ともなれば、登坂率の劣るモデルでの走行をすれば、即スタック続きで先に進むことすら出来ません、反面ロングキャタでラグ高の増すモデルであれば、意図も簡単に走破して行きます、そこで考えなければ行けないのが、常に走破性に優れたモデルでなければならないか? これがカギになると思います。

私自身幾つかのモデルを購入しては交換を繰り返して来ましたが、一番つらいのはスタック時の脱出がいかに簡単で容易にできるかでした、人の手を借りずとも自力脱出し、短時間での脱出ができる、これが理想でした。

もう一度言いますが、スタックのしないスノーモービルは御座いません、ただ言えるのはスタックを起こし難い、あるいはスタック回数が減る、その代わりたった一度でも嵌まったら深々と掘った状況で停止、埋もれたモービル目にして脱出には相応な時間と労力を注がなければ、もうたくさんですと、超嫌気の連続が待っています、

ですからスノージャッキは必須品です、あれば必ず使う代物です、モービル後方バンパーを数人で持ち上げた瞬間腰を痛め、取り返しのつかない重症を起こして仕舞います。

遊び程度のレジャーだったハズがただ悔いが残るだけです。

 は嵌まる確率は低いが、嵌まったら超深い、ライダー一人じゃとても対応不可(スノージャッキ使用)になります、一方重量の軽いモデルでペラ(割りばし)キャタだからだから深く嵌ることができないのです、、割りばしキャタ車でスタック時に、隣をスムースに走って行ったモービルを見れば替えたくなるお気持ちは理解できますが、それじゃ一番苦しい嵌まった時を考えましょう、一人でモービル後方を持ち上げる事ができます、従って脱出は容易ですが反面スタックする場面も多くなります。 

 スノージャッキの使用確率が低い ★  ★★ ⇒  ★★★   ★★★★  ★★★★★ スノージャッキの使用確率が極めて高い

 いろいろと経験して来ましたが、最終的にそこが容易な割りばしキャタなのですね、一定の妥協は必要かと思います、これだけは欲しい等とこだわりは増すば、増すほど巨額の車両投資へと繋がる事は、特に頭に入れて置いて下さい。


下記★マークの数は★★★★★強⇒★弱を表しています。
モデル名 車両重量 キャタ長 ラグ高 嵌まる確率 嵌まる深さ スノージャッキ使用頻度 持上げ難さ 登坂力
バランスの良いヤマハPZ480 172kg 136インチ 2.5cm ★★ ★★★  ★★★ ★★★ ★★★★
ヤマハBR250TA 136kg 121インチ ペラ ★★★★★  ★
ヤマハET400T/R  212kg 136インチ ペラ ★★★★★  ★★  ★ 
超軽量級のポラリス600RMKpro 196kg 155インチ 6.5cm ★★★★★  ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
ヤマハRX−1 重量4スト車 295kg 162インチ 5.7cm ★★ ★★★★★  ★★★★★ ★★★★★ ★★★★

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