タウイタウイ州 シタンカイ



シタンカイの住人が一番多く住むダウンタウンは海上、この中に映画館、学校、ストア等すべて揃っている。 僅かな建物はあるが軍の施設 



 上記場所がシタンカイ港である、浅瀬でフェリー接岸できない制もあってか町から遠く離れているが、それだけの理由ではない、陸上で生活する人々は殆どいない、何故陸上生活を避けるのか?  その理由は生活に必要不可欠な「水」である、シタンカイ島と燐島のシブト島共に平坦で山岳がない、その為陸地から出るのは海水が混じった渋水しか湧き出ない、生活水はすべて運こばなければ行けない、重い水を運ぶのに大変便利なボートの活用にあった、そしてこの付近への台風往来は極端に少ない制もあった、元々散っていたバジャウの人々はシタンカイ島南部珊瑚棚の浅瀬に杭を打ち、櫓を建て海上生活をする様になった、やがて互いの櫓を繋ぎ合わせながら大きな町となっていった。、

タウイタウイ州はミンダナオ島最西端のサンボアンガ港よりフェリーで二泊三日の距離にシタンカイ港がある。
シタンカイ港はフィリピン共和国で最も南に位置致す最南端となる、タウイタウイ州内では二番目に大きな街となるが海上に櫓を建てた家が立ち並ぶ典型的な海上集落である、その為陸上生活者は殆どがいない。

タウイタウイ州全体の総人口は約32万2千人いる、フィリピン共和国最南端のシンタカイに位置致す人口はタウイタウイ州第2位の約5万2千人規模の海上集落街がシタンカイである。

主なマニラから向う移動方法は国内線でサンボアンガ国際空港経由で一旦飛行機を乗り換えてからボンガオ空港入り致し、更にボンガオ港でフェリー乗り換えて約3時間で国境の街シタンカイ港へ着く事ができる。

また、海上移動であればマニラ港からフェリーへ乗船してサンボアンガ港まで二泊三日、更に乗り換えて終点のシタンカイ港まで二泊三日の夕方に到着する事になる。

サンボアンガからシタンカイ港までのフェリー本数は殆ど毎日あり、先ず不便を欠く事はない、更に、週数便高速船ウイッサム社もボンガオ港向けがある、もしも高速船へ乗船致せば約9時間前後で渡ることができ、更に乗り換えてシタンカイ港を目指す事も可能だ。

この島から英名ボルネオ島(マレー呼びでカリマンタン島)までは何と約30kmの近い位置にあたる事から多くのフィリピン人が無しパスポートでボルネオ島へ渡る人が後を絶たない、国境警備も然程厳しくもなく地元モスリムの人々はフィリピン通貨ペソとマレーシア通貨リンギ、並びにインドネシア通貨ルピアの三種類を持ち合わせている。

主な観光といえば何と言っても最大の名所に当るダイビングである、第二次世界大戦時の旧日本海軍船がシタンカイ港の直ぐ側に沈んでいる、ダイビングポイントは兎も角圧倒する程美しい。




■ この島の大半はモスリム教徒となる、その為直接の統制はモスリム自治区内で行なわれている様だ。 向うまではTV等のニュースが盛んに報道され特に不安を感じたが上陸すれば注目の報道されている箇所は殆ど無かった、街内の交通には海上の制もあり何処へ行くにもボートでの移動となり庶民一般の足となっていた、幾度か乗車したがもちろんマニラや他の州都の様なボッタクリは一切なかった。
残念ながらシタンカイ島内の陸地で住む人は殆どいなく、一部の限られた政府要人だけだった。
航空写真でも街が確認できる様にシタンカイ島南先端と先端から僅かに離れた飛び島の間が天然のサンゴで覆われた浅瀬があり、そこへ竹槍を組んだ基礎上に家が作られそれが大きな街となってシタンカイ町を形成している、映画館でさえも海上に位置している。

■ ミンダオ島内の各地へ向う陸路交通事情または一部海上交通を詳しく書いた資料は有料¥5000円で販売致します。

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1 走行時間 2 目的地までの距離 3 乗車地からの行き先 4 1人当りの料金
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