更新2021.09
下北半島恐山

 恐山は東北地方の最北端青森県の下北半島に位置致しむつ市からバスで恐山まで約35分程(15.2km)で向かう事ができる。 自家用車で向かう場合は東北道安代ジャンクションから八戸自動車道へ入り終点の三沢ICで下車、一般道を更に北へ走り三沢から恐山までは約2時間45分前後の所要時間で向かう事ができる。 日本三大霊山(恐山、高野山、比叡山)、日本三大霊場(恐山、白山、立山)、日本三大霊地(恐山、立山、川原毛)の一つで、862年に慈覚大師が開山したと言われています。 立ちこめる硫黄臭と荒涼とした風景はまさに異空間、地獄と極楽を垣間見れます。 また、恐山境内にある4つの薬湯は それぞれに効能があり、参詣者は自由に入浴ができます。 また、有名なイタコさんがいる場所としても超有名な場所で青森県内の津軽地方や三八上北地方方面から修行を積んだ人が亡くなった祖先の霊を呼び出す所謂口寄せをして頂ける場所としても名が高い、その口寄せをしてくれる人を地元ではイタコと呼ぶ。 恐山は開山が5月31日 閉山が10月31日と決まっている、例大祭は夏7月20日~24日と秋は体育の日を最終日とする土、日、月の3日間で何れも毎年2回行われ、それに合わせてイタコも4~5人いる様であるが日頃は土日にかけている事がある。

開門時間:午前6時~午後6時(大祭典・秋祭典期間は別設)恐山事務所 
青森県むつ市田名部字曽利山3−2  電話0175-22-3825  
 

恐山の総門である




恐山は恐山菩提寺と釜臥山麓の宇曽利湖(うそりこ)で形成されている

総門左脇奥に見える




総門を潜ると次の山門へと続く参道が長々と見える


総門を潜り右脇を見た光景である



総門を入ると立派な山門が建つその奥には地蔵堂が見える




山門側から総門側の参道を撮影





更に山門から奥の恐山菩提寺側を撮影





山門を潜ると左脇に見える建物がある、写真右側が男湯で左側が女湯であるこの硫黄温泉は入山料500円に含まる

恐山菩提寺側から山門方向を写した写真





恐山菩提寺を過ぎ左手の小高い山を登るとご覧の様な光景へと急に変わる

見渡す限り溶岩が所狭しと犇めき合い沢山の小石が積んであった

周辺から立ち込める硫黄の臭いと湯煙も伴い地獄と噂されている場所である

何とも奇妙としか謂い様のない光景である


ある程度中程へ歩いて進むとご覧の様な建物に当たる


少し登った時点で菩提寺方向を写す、沢山の風車が立ち並ぶ異常な光景だ

宇曽利山を望む丘に立てられている


この付近から当たり一面様子は急変する



賽の河原と呼ばれる付近の様子


僅かな歩いた距離だがご覧の様子へと変わる


再び振り返って賽の河原方向を写した写真

六角堂の全景である



六角堂左端の撮影


六角堂を正面から撮影


水子供養塔左側



水子を供養塔




極楽浜と呼ばれている場所である



何故か解らないが湖の砂が不思議と何処までも白い


極楽浜と宇曽利山




天気は晴れていたのだが急に風が吹いたり雨が降って来たりした

宇曽利湖、極楽浜南国の海底が珊瑚で覆われた近くの白砂浜の様だ

何故湖の海面が青く見えるのだろうか?目まぐるしく変わる天気

極楽浜から再び別の道を通って帰路に入るとご覧の様になった

極楽浜に立つ小屋である



参拝の客だがこの人もイタコの口寄せが目的で訪れたらしい

高台から写した六角堂










賽の河原と極楽浜











帰路の地獄道











丘から写す恐山菩提寺








恐山には温泉が沸き出している場所があり手前にある二棟の小屋は手前側が「古滝の湯」、隣が「冷抜の湯」他に、「薬師の湯」、「花染の湯」等があるこれらを総称して恐山温泉と言う。又、宿坊があって宿泊も出来る

建物内の男湯、向かう時はタオルを忘れない様に


手前の湯はぬるく水で薄めていたが奥の湯船は源泉その物だった

恐山奥の院について詳細な説明が記されていた


参拝者様の休憩所




  寄せとは:「仏降ろし」・・・先祖の霊や死んでしまった友人、知人、肉親など死者の世界 (あの世)と現世(この世)に生きる人の仲立ちとなって、今は亡き人の意志を 伝達する。

 イタコとフィリピン人の関わりについて
風習か習慣かよく知らないが幼い頃から語り継がれる様に霊を重く信じている国民である、特にナイフによる刺殺や銃殺による殺害が非常に多い国である、一度チャンスあるならば連れて行かれても十分価値がある場所と謂えます、口寄せをお願いする時は亡くなった方の名前と亡くなった年(出来れば年号が良い)さえ伝えればそれだけで良い、口寄せが開始されればイタコさんの口から亡くなった方が勝手に話をかけてくる、口寄せする側(お願いする側)の背景は人それぞれだが不思議とよく当たると言うか、亡くなった時そこにいた人しか全く知らない話が聞けました、後に幾度も考え、そして思い起こしましたが、死んだ人と話しをしたとしか思えませんでした。

 
イタコへの口寄せ対象者(亡くなった先祖だけを口寄せするのではなく以下の方も対処者となる様です)
1、努力し合っても夫婦喧嘩の耐えない家庭 2、今後の人生を見てもらいたい 3、原因不明の病気や不慮の事故など

毎年7月20日~24日に行われる恐山大祭には、たくさんのイタコが店を開きます。このイタコがたくさん集まるようになったのもそんなに古いことではなく、昭和30年代からだそうです。現在もイタコは県内各地に健在ですが、その数は年々減り現在は十数名しかいません。 イタコとは苦しい修行を経て亡き人の言葉を伝えたり、占い・予言を行うなど特別な能力を身につけた人のことを指し、そのほとんどが生まれながらか幼くして盲目・半盲目になってしまった女性で、生活の糧のために師匠のイタコへ弟子入りをするといいます、現在は後継者がほとんどないそうです。

数少なくなったイタコの一人で青森県八戸市に住む「小笠原ミヨウ」さんと謂う方をやっと探し出しましたので住所と連絡先を掲載して置きます。
連絡先 〒039-1166青森県 八戸市 根城字西ノ沢30-40 TEL0178-46-5964 インターから約5分くらいです。 
小笠原ミヨウさんの経歴 子供の時に目を患い、20歳の時に弟子入り致し日頃自宅では祈祷やお払いなどの依頼にも対応している。

追伸: 2019年5月現在、小笠原さんは相応にお年を召されてました、その様な訳でミヨウさんの八戸市内に住む息子さん宅から上記ご自宅への往復との事です、他、病院への通院日もあり留守の為電話が受けれませんとの事です、木・土・日曜日9時~15時の範囲であれば電話を受ける事ができるとの事でした。

他に住所は知らないのですが坂本(旧姓松田) ひろこさん 経歴 イタコの中でも数少ない若手で盲目ではないイタコの一人、19歳の時に恐山の大祭に参加

松田ひろこさんの住所は八戸市内の様ですが一般公開されていません、申込はネット上から申し込みが可能なのでリンクを張って置きますが以下の注意書きが御座いました。

1.口寄せ費用

 お亡くなりになられた方1人につき3,000円~となります、おつりの無い様にお願いします、お心づけはありがたいです。
 参加される方は何人でもかまいません。

2.時間

 1人につき約20分度です。

3.用意するもの

 お亡くなりになられた方との関係命日をお調べください、亡くなられた状況も確認する事があります。

4.場所

 青森県八戸市内です。

5.注意事項

 ・お亡くなりになられた方の近親者のみ口寄せを受付いたします。

 ・行方不明者の「捜索」は受付できません。

 ・愛犬、愛猫等のペットは口寄せはできません。

 ・ご存命の方の口寄せはできません。 

松田ひろこ

中村 タケさん 南郷区在住 3歳の時に全盲となった、15歳からイタコとして長年活動している。

口寄せのルール
口寄せをするには呼びよせをする方の氏名、性別、呼び寄せる人との関係、命日が必要です、また呼び寄せる霊は、家族、親族、友達か知人に限ります、興味本位で著名人などを呼び寄せる事は固くお断りされます。

 青森県内の主なイタコが集まる行事
1 8月6日~7日 おいらせ町法運寺 イタコ祭 2 旧暦6月22日~24日 五所川原市川倉賽の河原地蔵尊 例大祭 3 霊場恐山 むつ市7月20日~24日

 
 本州最北端の大間町
十和田湖近くの奥入瀬渓谷
 


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